No.225 【特集】神図協80周年記念行事のご案内
2012年3月21日 13時29分 [管理者]磯村 共庸
創立80周年を迎えるに当たり、この間の幾星霜、蔭に日向に協会を支えてこられた諸先輩に代わり、関係する方々とともに心から感謝とお祝いの気持ちを表したいと思います。
また、早くから記念行事を企画し、着々と準備を進めてこられた各委員会、関係者の皆さまに対しては、その労苦に敬意を表するものであります。おかげさまで、60周年、70周年記念事業と比較しても勝るとも、決して劣らない記念行事の数々を挙行できることになりました。記念式典、記念講演、パネルディスカッションはもとより、初めての所蔵資料展覧会「かながわの図書館自慢のこの一点」やその新聞連載の実行、協会「沿革略年譜稿」や「貢献人物略伝記」の刊行、「かながわの図書館今昔」展の開催など、全委員会が分担、担当して実現できたものであります。
改めて本協会の協調、団結力の強さと"底力"を示せたものと確信いたします。
ところで立場柄、これから10年先の協会、県内図書館の運営に思いを馳せるとき、そのポイントの一つは「市民・住民と図書館の連携」になるのではないか、と考えます。図書館ボランティア、友の会、その他図書館に関心を持ち支援を惜しまない市民の方々と、どのような関係を新たに構築できるか、試練のときが来ている、と実感しています。
協会としては遅まきながら、協会表彰規程を見直し図書館に貢献のあった団体や一般市民の皆さまも表彰対象とし、協会規約等を改訂するとともに、新たに「個人会員」や「賛助会員」制度を設け、開かれた協会運営へ歩みだしたところであります。
そして今後は、協会事業に「市民連携」の考え方をいかに具体化し反映させていくか、他の様々な課題とともに、真剣に取り組んでいく必要性を特に強く感じています。
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