協会報(~239号)

平成16年度神奈川県図書館協会総会報告

2012年3月15日 15時33分 [管理者]
●平成16年度 神図協総会開催報告


 平成16年度神奈川県図書館協会総会が、4月28日(水)、もみじ坂会館において開催されました。
 河野誠図書館協会会長(県立図書館長)による挨拶に続き、平成15年度事業及び決算報告、平成16年度事業計画(案)及び予算(案)について協議が行われ、すべて原案どおり承認されました。
 報告事項では、会員館・会友の入退会と共に、11月開催の図書館総合展へ神図協としての参加が予定されている事(詳細は告知板参照)、同月の県立図書館50周年記念事業におけるシンポジウムが神図協との共催である事の2件につき、報告と協力のお願いがありました。また1月に策定された神奈川県子ども読書活動推進計画「かながわ 読書のススメ」に関連して設置されている「神奈川県子ども読書活動推進会議」の委員に神図協会長が就任している旨、説明がありました。
  続いて、永年勤続職員表彰式が行われ、30年以上・20年以上・10年以上勤続の方々、あわせて78名が表彰されました。
  講演は、横浜美術館館長の雪山行二氏により、「曲がり角に立つ美術館」と題して行われました。
 美術館にとって、今は冬の時代で、その使命 が何かを考える時である、美術館に対する社会的要求が多様化し、仕事や事業展開が様々なものになっているが、日本の不況下では美術館本来の使命が忘れさられていると指摘されました。
 次に美術館の歴史を振り返り、欧米の近代美術館の成立に至る経緯の中で、その役割がいかに確立してきたのか、そして、日本の明治期からの美術館の歴史、各地に作られた公立美術館の抱える問題等について言及されました。
 最後に、横浜美術館のさまざまな事業展開、予算削減の中で今後さらに特色をどうだしていくかが課題である事等を説明され、美術館と図書館は共通の役割を持つ中で、今後は働くもの同士の交流も持っていきたいと願っていると結ばれました。


平成16年度事業計画
1.諸会議の開催:①総会 ②理事会 ③その他
2.図書館の調査研究:①郷土資料等の調査研究 ②大学図書館の調査研究 ③蔵書評価の調査研究 ④危機管理の調査研究
3.図書館活動の推進
4.研修会の開催:①新人研修 ② 一般研修  ③児童サービス研修 ④障害者サービス研修 ⑤その他
5.協会報等の刊行:「神奈川県図書館協会報」「神奈川の図書館」
6.職員の表彰:永年勤続職員表彰(総会開催と同時に実施)


  平成16年度予算                      (円)

収入   3,412,700支出     3,412,700
各館分担金 2,178,000事務局費 330,000
会費(会友)  39,000会議費168,000
日図協助成費427,000調査研究費260,400
前年度繰越金768,522館員等研究費401,000
雑収入     178 会報等発行費 1,498,800
  職員表彰費 385,640
  出版特別積立金100,000
  予備費268,860


※ 平成16年度の役員名簿、委員会名簿、および、平成15年度永年勤続優良職員表彰受賞者は、ペーパー版に掲載されています。

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