協会報(~239号)

平成20年度神奈川県図書館協会総会報告

2012年3月21日 11時36分 [管理者]
平成20年度 神図協総会開催報告  

 平成20年度神奈川県図書館協会総会が、4月24日(木)、神奈川県立図書館多目的ホールにおいて開催されました。
 磯村協会会長(県立図書館長)より「神奈川県図書館協会は、大学・公共・専門図書館という異なる館種の図書館から成る特徴的な組織であり、その活発な活動も他県に例を見ないものである。今年は協会の設立80周年を記念する年であり、記念行事その他において、新たな協会の礎となるよう加盟館各館の協力を仰ぎたい。」との挨拶がありました。
 続いて、会則の改正、平成19年度事業および決算報告、平成20年度事業計画(案)および予算(案)について協議が行われ、すべて原案どおり承認されました。
 報告事項では、80周年記念事業について報告がありました。
 表彰式では、永年勤続職員18名、図書館活動に功績のあった1団体が表彰されました。




 磯村会長は、「図書館は先人の集めた資料と図書館活動を支えてきた人々との二つの存在があってこそ、そのサービスが提供できるのである、図書館サービスを長年支えられてきた方々に心から敬意を表し、これからも一層活躍されるよう期待したい。」と祝辞を述べられました。  講演は、新谷迪子氏(前横浜市中央図書館サービス課長)により、「存在感の或る図書館とは-新千代田図書館の開館に立ち会って-」と題して行われました。



 千代田区立千代田図書館の要求水準書の作成に携わった新谷氏がその経緯を基に、千代田図書館の目指す図書館のあり方について講演されました。  千代田図書館は「歴史探求のジャングル」「創造と語らいのセカンドオフィス」「千代田ゲートウェイ」などと名づけられた「5つの機能コンセプト」を持っています。従来の図書館経営に慣れた目には奇異に映るかもしれませんが、千代田図書館としてのあり方を明確に示しており、これからどのように評価されていくのか、目が離せません。





平成20年度功労者表彰
(カッコ内は推薦施設名)

○よこすか文庫連絡会(横須賀市立中央図書館)
昭和63年9月12日設置。横須賀市において昭和40年代から活動を始めた「子ども文庫」を運営している人たちが集まって立ち上げた。定期的に勉強会や見学会を開き、読書週間には図書館と合同でおはなし会を実施したり、子ども文庫開設講座を実施するなど積極的に活動を行ってきた。横須賀市内に「子ども文庫」を広め、個々の子ども文庫を支え、長年にわたり地道な努力で子どもと本との豊かな出会いを見守ってきたことで、横須賀市の読書活動推進に大きく貢献した。





★平成20年度事業計画


1 諸会議の開催:①総会 ②理事会 ③その他

2 図書館の調査研究:
①郷土資料等の調査研究 ②大学図書館の調査研究

3 図書館活動の普及

4 研修会の開催:①一般研修 ②児童サービス研修 ③障害者サービス研修 ④その他

5 協会報等の刊行:「神奈川県図書館協会報」
「神奈川の図書館」

6 功労者の表彰:永年勤続職員及び県内図書館の功労者に対して表彰を行なう(総会開催と同時に実施)


★平成20年度予算                      
収入
                        (円)
分担金等収入
各館分担金 1,487,000

会費(個人会員) 39,000
補助金日図協助成費250,000
繰越金前年度繰越金1,012,447
雑収入雑収入     553
合計
2,789,000

支出                        (円)
事務費事務局費170,000
事業費
  会議費会議費39,000
  調査研究費調査研究費32,000

館員等研修費395,000
広報活動費会報等発行費1,080,800
表彰費表彰費177,000
出版特別会計繰出金
0
記念事業特別会計繰出金
300,000
予備費
595,200
合計
2,789,000


※ 平成20年度の役員名簿、委員会名簿、および、平成20年度永年勤続優良職員表彰受賞者は、ペーパー版に掲載されています。

(更新:2012年3月21日 11時42分)
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