協会報(~239号)

平成15年度神奈川県図書館協会総会報告・研修計画

2012年3月15日 10時48分 [管理者]
平成15年度神奈川県図書館協会総会報告・研修計画


 県立紅葉ヶ丘高等職業技術校講堂において、4月25日(金)に、平成15年度神奈川県図書館協会総会が開催されました。
 図書館協会会長(県立図書館長)による挨拶に続き、平成14年度事業及び決算報告、平成15年度事業計画(案)及び予算(案)について協議が行われ、すべて原案どおり承認されました。
 総会後には、永年勤続優良職員の表彰式が行われ、30年以上・20年以上・10年以上勤続の方々、あわせて67名が表彰されました。
 次に、神奈川県立図書館調査部長より「最近の図書館を取り巻く状況」について報告がありました。

 その後、韓国国立中央図書館司書で東京大学大学院教育学研究科図書館情報学研究室博士課程在学中の曺在順(ジョ ジェスン)氏により、「私の見た日本の図書館」と題して講演が行われました。
 来日して6年め、実際に利用し見学する中で体験してきた公共図書館サービスについて、韓国との比較をまじえてお話しされました。
 日本の公共図書館の優れたサービスとして指摘されたのは、多文化サービス・障害者サービスの充実、ネットワークシステムが整備されていること等です。
 韓国の図書館については概観を述べられた後、韓国における図書館員の養成と専門職としての司書制度について主に話されました。韓国では司書の資格にグレード制度を設けており、司書資格をもってこそ、司書として採用・昇進できるような専門職としての制度がある程度確立されているとのことでした。また、最近の動向としては学校図書館を生かすための運動や子ども図書館づくり運動等が盛んだということです。今後、さらなる図書館発展のために、お互いの長所を取り入れるべきであると結ばれました。

平成15年度事業計画

  1. 諸会議の開催:①総会 ②理事会 ③その他
  2. 図書館の調査研究:①郷土資料等の調査研究 ②大学図書館の調査研究 ③蔵書評価の調査研究 ④危機管理の調査研究
  3. 図書館活動の推進
  4. 研修会の開催:①新人研修 ②一般研修  ③児童サービス研修 ④障害者サービス研修 ⑤その他
  5. 協会報等の刊行:「神奈川県図書館協会報」「神奈川の図書館」の刊行
  6. 職員の表彰:永年勤続優良職員表彰(総会開催と同時に実施)

      平成15年度予算                      (円)
歳入   3,381,300歳出     3,381,300
各館分担金 2,198,000事務局費360,000
会費(会友)  36,000会議費168,000
日図協助成費433,000調査研究費192,600
前年度繰越金714,149館員等研究費401,000
雑収入     151会報等発行費1,376,000
  職員表彰費344,755
  出版特別積立金100,000
  予備費438,945


平成15年度研修計画

  実施月 研 修 内 容
見学6月  大宅壮一文庫
7月  都立中央図書館+東京都ビジネス支援センター
7月  横浜国立大学
講演9月  著作権
10月  図書館の自由
11月  インターネット予約+ホームページ
12月  図書館司書の職務分析
児童1~2月  学校図書館との連携
 実技
 展示+企画


※ 平成15年度の役員名簿、委員会名簿、および、平成15年度永年勤続優良職員表彰受賞者は、ペーパー版に掲載されています。

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