協会報(~239号)

神図協この1年の動き/郷土・出版委員会

2012年3月22日 11時11分 [管理者]
郷土・出版委員会 活動報告

 郷土出版委員会ではこれまで進めていた『神奈川県郷土資料集成』第14輯の編集作業を、協会事務局と郷土・出版委員長との協議の結果、平成19年度から一旦休止して神奈川県図書館協会80周年記念事業に協力し記念誌の編集に取り掛かることにいたしました。
 記念誌の内容としては既刊『神奈川県図書館協会の歩み』に続くものとしてタイトルを『神奈川県図書館協会の歩み2』(B5版・68p)としました。前作では第1章「神奈川県図書館協会50年の歩み」第2章「史料編」の2部構成でしたが、今回の内容も前作にならい「神奈川県図書館年表1998-2007」(第1章)「神奈川県内図書館人物・団体小伝2」(第2章)の同じく2部構成とすることにしました。
 「神奈川県図書館年表」は既刊『神奈川県図書館年表 1978‐1998‐神奈川県図書館沿革略譜考Ⅱ-』の内容を受け継ぐものとして1998年4月から2007年までを収録したものです。また「人物・団体小伝2」はこれも前作『神奈川県図書館協会の歩み』に掲載された「県内図書館活動につくした人々」と「戦後神奈川県内図書館につくした人々」に収録した合計20人の伝記(小伝)を受け継ぐものとして今回19人の伝記(小伝)をまとめ、あわせて前回掲載しなかった関係2団体の紹介をするものとしました。編集に当たっては当初被伝者23名を対象とする予定でしたが、最終的に19名とすることにいたしました。これで『神奈川県図書館史』『神奈川県立図書館50年のあゆみ』『神奈川県図書館協会の歩み』とあわせて県内図書館の歴史(歩み)に関するレファレンス資料が揃うことになりました。
 最後に今回の原稿執筆にあたり、「年表」執筆についてはご多忙のところ、元神奈川県立図書館調査部長石井敬士氏に、煩雑な資料の中から作成していただきました。また小伝執筆の依頼に対して原稿をお寄せいただいた執筆者の皆様に厚く御礼を申し上げるとともに、編集に当たった郷土・出版委員会委員を業務多忙にもかかわらず、派遣していただいた各館に対して心から感謝するものです。
(郷土出版委員長 小田原市立図書館 森 徳行)