協会報(~239号)

No.221 【特集】図書館から利用者へ-情報発信の技と工夫 -part① 紙媒体

2012年3月21日 09時27分 [管理者]
 文部科学省の『これからの図書館像~地域を支える情報拠点をめざして~(報告)』などにも提言されているように、厳しい社会状況の中、図書館は、新しいサービス展開やさまざまな努力が求められています。
    図書館が利用者にとって「本を借りるところ」だけではなく、課題解決を支援するさまざまな機能を備えた施設として、有効に活用されるためには、図書館が提供するサービスを利用者に知ってもらう必要があります。
    受身で利用者の来館を待っているのではなく、「図書館を利用したい」と思わせるアピールが図書館側に必要になってきました。
    どんなに良い資料を所蔵していてもその情報が利用者に伝わらなければ利用してもらえませんし、どれほど熱心にレファレンスサービスに取り組んでいても利用者に知られていなければ利用に結びつきません。ビジネス支援、行政支援、学校教育支援、非来館利用への取組み、利用者向けの講座の開催等、新しい試みは積極的に情報発信をする必要があるのでしょう。
   そこで、広報委員会では、工夫を凝らした情報発信を行っている図書館の事例を紹介すべく、「図書館から利用者へ―情報発信の技と工夫―」と題して、221・222号2回連続の特集を組むこととしました。
    今号では、Part①として、「紙媒体」での情報発信を取りあげます。
    新しい形の情報ツール・メディアを作成するLibraryNAVI研究会、積極的な広報活動でイベントの参加者数を伸ばしている県立川崎図書館、効果的な情報提供を目指した外国語利用案内を作成している厚木市立中央図書館、図書館報の定期発行を継続しつつ紙面づくりに工夫を凝らす二宮町図書館、学生参加型の図書館報を作成し、全学生に配布している横浜女子短期大学図書館に、状況報告をお願いしました。  この特集もまた、一つの情報発信として、お役に立てば幸いです。
<広報委員会>


目次  
   
  • LibraryNAVIは、作ってみなくちゃ始まらない・・・(1)
  • 司書も歩けば棒に当たる~サイエンスカフェのPRを巡って・・・(2)
  • 外国語利用案内について~日本語併記で使いやすさを向上・・・(3)
  • にのみやまちとしょかん図書館だより・・・(4)
  • 広がる輪、つながる輪~一冊の本から~・・・(5)      
  • (更新:2012年4月19日 16時49分)
    No.221 【特集】図書館から利用者へ-情報発信の技と工夫 -part① 紙媒体
    2012-03-21 [管理者]