「OPAC一括検索」の利用にあたって
2012年3月15日 10時08分 [管理者]広報委員会
神図協ホームページでは、県内の公共図書館のOPACを一括して検索するページを公開しました。現在14館(県立、横浜、茅ヶ崎、藤沢、鎌倉、横須賀、大和、綾瀬、海老名、相模原、愛川、厚木、平塚、小田原)を同時に検索することができます。
他県で公開されている横断検索では、ひとつのウインドウにそれぞれの館の所蔵件数を一覧で表示するなど、高度な仕組みで運用されていますが、協会内で作成した「一括検索」は、検索する館ごとにブラウザのウインドウが開くシンプルなものです。
仕組みを説明しますと、サーバ内のプログラムは各図書館の検索画面内に埋め込まれている<FORM>タグの内容(OPACに送信されるデータ)を取り込んでおり、要求された検索語、対象館などの条件に合わせてこの<FORM>タグを出力します。各クライアントはこの内容をそれぞれのOPACに連続送信し結果が返ってくるというものです。
ウインドウがたくさん開くため煩わしい点もあります。最近話題になっているOperaといったタブ型ブラウザを使うと大変扱いやすくなります。(下図)
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メニューから終了を選ぶと・・・ | すべてのウインドウをまとめて閉じられる。 |
検索上の注意点としては、それぞれのシステムで検索語の扱いが様々なため、全館共通の場合、条件が限られることが挙げられます。詳しくはHP上の検索ガイドをご覧ください。
その他の注意点をいくつか挙げておきます。ブラウザのセキュリティ設定が高くJavaScriptを使用不可にしていると検索できません。また、各図書館のOPACサーバがメンテナンス、障害等により検索できない状態にあるときは、この「一括検索」からも検索不可です。この場合、ウインドウには何も表示されないか、エラーメッセージが出るといった結果になります。
以上、いろいろと不都合な点もありますが、図書館業務の新たな展開につなぐ、実験的な試みとして評価いただければと考えております。