協会報(~239号)

特集:知恵と工夫で惹きつける~取り組み①~

2012年3月19日 14時03分 [管理者]
●特集 知恵と工夫で惹きつける
  ~魅力ある図書館づくりに向けた取り組み①~


  平成18年3月、文部科学省これからの図書館の在り方検討協力者会議による『これからの図書館像~地域を支える情報拠点をめざして~(報告)』が発表されました。すでに、各研修や研究集会等でも取り上げられ、お読みになった方も多いかと思われます。
 これは、「…「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」(平成13年文部科学省告示132号)施行後の社会や制度の変化、新たな課題等に対応して、これからの図書館運営に必要な新たな視点や方策等について提言を行なうもの」(同報告冒頭文より)です。
 繰り返すまでもなく、昨今の図書館を取り巻く社会状況は大変厳しいものがありますし、そうした中で、こういった提言が出るのは当然の事ともいえましょう。
 同報告の内容は、なるほどと頷ける視点、すでに実施済み図書館も多いのではと思われるサービス等いろいろで、また、各地の図書館の具体的な事例も多数とりあげられており、それぞれの図書館が、それぞれの立場で運営状況を自己点検する良いきっかけであるかもしれません。
 さて、神奈川県に目を向けた時、先駆的事業内容や話題になる実施サービス等において、見るべき図書館は多いと感じます。
 そこで、広報委員会では、頑張っている最近の図書館の事例をトピックス的に紹介すべく、「知恵と工夫で惹きつける~魅力ある図書館づくりに向けた取り組み~」と題して、217・218号2回連続の特集を組むこととしました。
今号では、公共図書館から、「生協の白石さん」ならぬ「図書館のYさん」で話題になった横浜市都筑図書館、「便利な図書館」・「身近な図書館」を目指す横須賀市の図書館、NPOによるビジネス支援を行なっている相模原市立橋本図書館、図書館ボランティア活動に新機軸を開く座間市立図書館、町の図書館の頑張りを示す大井町図書館に、状況報告をお願いしました。
 この特集もまた、皆さんの図書館運営を考える一つのきっかけになれば幸いです。
<広報委員会>