協会報(~239号)

各図書館の運営充実に向けて

2012年3月15日 10時27分 [管理者]
各図書館の運営充実に向けて

企画委員長 横浜市中央図書館サービス課長 米尾 暢人
 

各委員会からの報告があり、14年度は2年目となる「デポジット・ライブラリー推進特別委員会」と「県内全域利用推進特別委員会」については、すでに報告書作成の準備まで進んでおり、今年度をもって終了することにしました。また、15年度からどのような活動を行うかについては「蔵書評価」「公共図書館と大学図書館の連携」を取り上げ論議し、「公共図書館と大学図書館の連携」は大学図書館委員会で、「蔵書評価」については新たに特別委員会を立ち上げ研究していくことに、もう1つの特別委員会は少し時間をかけて年度内に確定できるよう検討を続けることにしました。
 図書館については、ここ数年をみても「インターネットと図書館」「蔵書の紛失-盗難防止装置-電磁波の影響」「資料提供制限-差別表現図書」「落書き・切り取りなどマナー違反」「ビジネス起業家支援」「開館日・時間の延長-無休化」「コピー機設置-著作権」 「出版差し止めの判決とその資料の取り扱い」「ベストセラー本の扱い-新刊図書の売り上げ」等々新聞や雑誌が関心を示す事柄が続出しています。ある意味では世論が強い関心をもっているともいえますが、図書館本来の姿としては、周辺環境の動向を見ながら自主的により良い方向性を模索すべきだと思うのですが・・・・・。
 私たちは、図書館を取り巻くこの急激な社会の変化や利用者の多様な要望にどのように対応すべきなのか、情報交換や論議を重ね、より良い図書館運営に先見の目を持ちながら積極的に関わる必要があると思います。
 企画委員会におきましても、他の委員会と連携をとりながら、県図書館協会加盟図書館の運営充実に少しでも役立てるよう、活発な論議を継続していきます。