協会報(~239号)

今年の活動をふり返って(研修委員会)

2012年3月19日 10時33分 [管理者]
●特集:神図協この1年の動き
今年の活動をふり返って

研修委員会 

今年度の研修委員会は、11回の研修会を開催いたしました。

 特色ある図書館や類縁機関に学ぶとして、「鎌倉女子大学図書館」、「横浜メディアセンター(テレビ神奈川・神奈川新聞社)」、「日野市役所市政図書室・立川市中央図書館』を視察しました。情報を発信し続ける難しさや、発信した情報の保存の仕方、集めた情報をどのようにして利用者に還元していくかということについて考えさせられました。

 講演では、「電子ジャーナル」、「指定管理者制度」について識者に直接話をうかがうことができました。特に指定管理者制度は、公共図書館の大きな関心事で多くの館から参加がありました。また、今年は県立図書館開館50周年にあたり『神奈川の図書館に望むこと』と題した記念講演会を共催しました。

 児童担当者向けの研修会として、図書館総合展のフォーラムとして行われた『おはなし会に望むこと』というタイトルの講演と、ボランティアによる実演発表を行いました。県内の図書館職員と、現在活躍中のボランティアの参加で200名を超える大きな研修会となりました。同時に、全4回の児童担当初心者向けのおはなし会技術パワーアップ講座として「読み聞かせ」、「ペープサート」、「紙芝居」、「わらべうた」の技術習得をめざした研修会を開催いたしました。

 年度の初めに活動を計画した際に内容や対象を絞り今年の活動を決定したのですが、ふり返ってみると児童担当者むけのものが多く、バランスという点で反省をしています。また、研修委員自体の連絡調整や段取りが悪く、参加いただいた皆様方にご不便ご不自由なこともあったかも知れません。誌面を借りてお詫び申し上げます。

 年々研修に参加することが難しくなっている中で、多くの方々に参加いただくために、皆様の業務に役立つような研修を考えてまいりますので、今後も研修委員会主催の研修会にご参加くださいますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、会場提供や施設見学、講師派遣などさまざまな形でご協力いただきました加盟各館、および関係者の皆様方にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。

<委員 川崎市立中原図書館 澁谷桂子>