協会報(~239号)

第7回図書館総合展報告

2012年3月19日 12時31分 [管理者]
第7回図書館総合展

 パシフィコ横浜での開催も2年目となる、第7回図書館総合展は、平成17年11月30日から12月2日まで開催、入場者は、19,979人と、昨年(17,635人)を2千人以上も上回り、地元での認知度もあがってきたようです。
 神図協は、今回も後援団体として、ブース展示(広報委員会担当)とフォーラム(研修委員会担当 次頁参照)で参加しました。開会式では、津田神奈川県図書館協会長が、守屋神奈川県資料室研究会長(事務局 県立川崎図書館 以下、神資研と略す)他と共にテープカットに参加しました。

神図協のブース展示
今年度のブース展示は、昨年と比べいくつか新しい試みを行いました。
 まず、①ブースを拡大(昨年の倍 4m×2m)し、②「加盟館の刊行物」展示とリスト配布(入手方法まで案内)を行いました。③また、加盟館の新館動向(逗子市立図書館、寒川町総合図書館予想図)についてパネルで紹介しました。さらに④広報用リーフレット『神奈川の図書館一覧-本と情報の森へ!-』のカラー化、サイズ変更を行いました。
 昨年に引き続き、各加盟館の利用案内・館報のファイル化・展示、ノートパソコンでの協会HP疑似体験、協会報のバックナンバー展示なども行いました。各加盟館には、昨夏に文書でお願いをし、展示用の刊行物や利用案内・館報の提供、広報用リーフレットの改訂でご協力頂きました。
 初日の出足こそ今ひとつでしたが、2日目はフォーラム効果もあり、3日間で配布のリーフレットが1200部もはけ、大勢の方にブースをご覧頂けたと思います。予想より一般の方も見えて、協会に関する事以外の質問などもあり、ブース当番の大変さを痛感しました。
 ブースは、昨年同様神資研と共同出展で、今年は、国会図書館、日本図書館協会等と一緒のエリアで、側に位置した韓国図書館協会(今年、韓国でIFLAの大会開催予定)の方が、「協会の略称が「KLA」で一緒ですね」とブースを訪ねてくださる一幕もありました。
 アンケートによると、ほとんどの方が「展示が、わかりやすい・ふつう」「神奈川県図書館協会について、良く・だいたい理解できた」と回答し、「Q 興味のある展示はありましたか?」では、「加盟館の刊行物」「加盟館の利用案内・館報」「新館紹介・完成予想図」が人気でした。
 加盟館刊行物展示について、「買えたらいいと思った」という意見や、神図協郷土資料集成の続刊を希望する声もあり、こうした資料の意義について再確認できたのではと思います。

他のブースやフォーラムなど(広報委員短信)
○他のブースで図書館界の最先端技術が見学できました。特に、ICタグと自動貸出返却機が各社から展示されていたが、価格と読み取りの精度にまだ問題があり、導入にはまだ長い道のりがあるように感じました。
○「図書館は地域の“情報ハブ”になれるか?」(12/2)会場は満員となりたいへん盛況でした。「地域の情報ハブとしての図書館」とは情報技術を駆使し、多様なメディアの資料を組合せてコンテンツ化し図書館ならではの付加価値を生み出してビジネス支援、健康・医療情報支援、教育支援、法律情報支援など、地域の課題解決型図書館を目指す、というもの。その実現は、職員のコンテンツ作りにかかっており、今後はこういった力量を持つ職員の必要性が挙げられていました。

 平成18年の総合展は11月20日(月)~22日(水)開催の予定です。協会の参加はこの原稿執筆時未検討ですが、参加の折にはまたご協力をお願い致します。
(広報委員会)

 <写真: テープカットの様子[264KB] ブース展示の様子[249KB]