協会報(~239号)

特集:知恵と工夫で惹きつける~取り組み②~

2012年3月19日 15時15分 [管理者]
●特集 特集 知恵と工夫で惹きつける
  ~魅力ある図書館づくりに向けた取り組み②~


  2回連続の特集の第2回をお届けします。
 前回は、県内の公共図書館(横浜市都筑図書館、横須賀市の図書館、相模原市立橋本図書館、座間市立図書館、大井町図書館)における「魅力ある図書館づくりに向けた取り組み」の報告を特集しました。
 今回は、県内の大学図書館・専門図書館の事例をご紹介します。併せて、県外からも1つ報告をお願いしました。
 ビジネス支援などと並び、新しい情報サービスのひとつとして、「医療情報」に関する関心が高まってきています。公共図書館でも、東京都立中央図書館等の取り組みの事例があります。そうした中、横浜市立大学医学情報センターでは、蔵書の貸出もできる「市民利用制度」を開始、状況を報告して頂きました。
 大学図書館の一般開放と公共図書館の連携については、当協会報でも、直近では206号で特集したところですが、今年度から、県立図書館と神奈川大学図書館・鶴見大学図書館との連携が開始されました。そこで、神奈川大学図書館に報告をお願いしましたところ、連携事業だけにとどまらず、現在図書館員が置かれている状況についても広く論考される内容となりました。
 専門図書館からは2館。まず、今年度から指定管理者制度が導入された神奈川近代文学館。文学の専門館として行なう取り組みの中から、「巡回パネル展」を中心に報告して頂きました。
 次に、県立生命の星・地球博物館ミュージアムライブラリーからは、目録作成、広報誌等への執筆、講演と多様な活動をたった一人の司書で頑張っていらっしゃる様子をお寄せ頂きました。
 さらに、県外の図書館にも範囲を広げ、『これからの図書館像』でも取上げられた横芝光町立図書館に、ブログを活用した情報発信について原稿をお願いしました。
 他館の活動について、館種が異なれば尚更、その情報はなかなか得づらいものですが、この2回にわたる特集がそうした相互理解の一助にもなればと思います。
<広報委員会>