協会報(~239号)

神図協この1年の動き /郷土・出版委員会

2012年3月23日 10時41分 [管理者]
特集:神図協この1年の動き

郷土・出版委員会

委員長 小田原市図書館長
 鈴木 健
  
 郷土資料集成の刊行は、元小田原市立図書館長で県図書館協会会長も務めた石井富之助氏の提唱により、各館所蔵の郷土資料を復刻刊行し、資料の紹介、利用を図ることを目的として始められました。
 これまで、本篇は昭和34年の第1輯「地誌篇」から平成10年の第13輯「神社明細帳(三浦郡)」までが刊行され、以降特別篇の刊行を挟みながらも本篇第14輯の刊行が検討されてきました。特別篇第4輯「神奈川県図書館協会の歩み2」が平成20年に刊行され、郷土・出版委員会では、平成21年度において再び第14輯の刊行の可能性について検討し、その結果、平成17・18年度に行った「皇国地誌残稿」の資料所在状況の調査結果を基に新たな刊行事業の可能性を模索することになりました。
 このような経緯の中、平成22年度郷土・出版委員会においては、郷土資料集成第14輯「皇国地誌」の翻刻刊行を一応の目標として、その方向性を定めるために、まず、平成17・18年度の調査結果を資料の所在が明らかとなる目録・索引等としてまとめていくことといたしました。
 そのためには、平成17・18年度調査結果の再確認や新たな資料の確認等を要することにもなりますが、平成22年度にはそれらの具体的な作業について着手するまでには至らず、平成23年度に持ち越すこととなってしまいましたことを申し訳なく思っております。
 平成23年度郷土・出版委員会各委員には、ご苦労をおかけいたしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
 最後になりますが、本委員会業務の達成のためには、県立図書館はじめ各図書館の皆様の協力が何より大切であることは云うまでもありません。この紙面をお借りいたしまして、あらためてご協力をお願い申し上げます。

  


             神図協刊行物で現在販売中の資料