協会報(~239号)

研修会レポート5「今さら聞けないインターネットのあれこれ」

2012年6月10日 10時40分 [管理者]
研修会レポート5

 「今さら聞けないインターネットのあれこれ」
 ~メール・ツイッター・HP等の情報ツールの図書館活用について

(1月26日実施)
  

   今回の研修では、専修大学ネットワーク情報学部教授山下清美(ヤマシタ キヨミ)先生に、インターネットや関連ツールについての基本的利用法や今後の図書館業務においての可能性について、ご講義いただきました。
    現在、社会現象にもなっているツイッターやSNS等については、参加者の関心も大変高く、業務への導入についても、期待と不安が大きくなっているようでした。

講演の様子
   若い世代を中心に爆発的に広まったツイッターについては、社会現象となった背景や今後の可能性といった概論とも言えるお話から、参加者からの用語についての質問まで、具体例を上げて大変わかりやすくお話しいただきました。パソコンやインターネットツールの利用には、職場ごとにかなりの温度差があり、個々人においては、更に大きな差が生じているようで、講義の冒頭で、インターネットの利用状況について、挙手による確認がありました。
   インターネットの歴史、現在の社会的利用状況とお話しは進み、ツイッターやSNSの利用者の多くが求めているものは、情報の共有のみならず、時間や空間、感覚の共用感が大きいという興味深いお話しとなりました。
   今後図書館がネットツールを利用するには、ツールの特性をよく理解し、「情報発信」と「情報共有の場の提供」といった、目的に合わせたツールの使い分けをするだけではなく、情報発信が一方的にならないような配慮も必要となるのではないでしょうか。

(神奈川県ライトセンター 金井 恵美子)