協会報(~239号)

一年をふり返って

2012年3月15日 14時46分 [管理者]
研修委員会
●一年をふり返って

 平成15年度研修委員会では10回の研修を企画・開催いたしました。(1月末時点で7回まで終了。2月に児童サービス向けの研修を3回実施。)
  施設見学として、全国から利用がある雑誌専門図書館の『大宅壮一文庫』、新しい形のレファレンス・サービスをはじめた『東京都ビジネス支援ライブラリー&東京都立中央図書館』、二つの建物を一元化し、まったく新しいコンセプトを持った図書館にリニューアルオープンさせた『横浜国立大学附属図書館』を見学し、特色ある図書館に学びました。
  講演は、実際にサービスを行う際に悩む場面が多く、また新しい動きをリアルタイムに教えていただいた『著作権』、歴史的背景に重きを置いてお話しいただいた『図書館の自由』、川崎市・横須賀市・大和市と規模の異なる各市の状況を発表していただき、将来の導入を検討中の館からの参加が多くあり、参考になったという意見の多かった『インターネット予約とホームページによる広報』、新しい図書館経営を学ぶための『図書館の評価』を取り上げました。また、児童サービスの講演として、『子どもの本づくり』、『ブックトーク入門編』、『公共図書館と学校図書館の連携』を2月に実施します。
  定員を超えて応募いただいた研修も多く、館の種類は異なっていても、抱えている課題や将来展望は同じだということを痛感いたしました。
  研修に参加すること自体が難しくなっている中で、たくさんの方々に参加していただくために、開催場所・日程などについても検討し、来年度も多くの皆様に参加していただくことができるような研修を開催したいと思っています。今後も研修委員会主催の研修にご参加くださいますようお願いいたします。  
  最後になりましたが、会場提供や施設見学、講師派遣などさまざまな形でご協力をいただきました加盟各館及び関係者の皆様に、この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。     
〈委員 川崎市立中原図書館 澁谷桂子〉