協会報(~239号)

「読書支援システム」について

2012年3月23日 10時01分 [管理者]
特集:「国民読書年」から次の一歩へ

「読書支援システム」について  

(愛川町図書館)


 過去に借りた本の題名を教えてほしいと言われたことはないでしょうか。愛川町では、そのようなお客様の声にお応えできる「読書支援」という機能が利用者端末にあり、自分が借りた本の履歴をフロッピーディスクに記録することができます。カードナンバーとお誕生日を入力して利用するため、個人情報も保護されています。
 この機能を使い、中学生以下の希望者にフロッピーディスクを渡し、毎回、自分が借りた本の履歴を記録してもらい、図書館の本を100冊読んだら賞品をプレゼントしますという事業を行っています。この事業は、日立公共システムエンジニア「読書と言えば思い出すのが、読書スタンプラリーだ。子どもの頃、よく通った公立図書館で行われていたもので、確か小学1・2年生向き、3・4年生向き、5・6年生向き、中学生向きというように、本の内容によって4つにコーナーが分かれていた。スタンプラリーコーナーにある本を図書館で借りて読み、事前に渡されていた「スタンプラリーカード」に、書名と作者名を書いて、本の返却時にカウンターの係の人に渡すと、カードにスタンプを押してくれた。そのスタンプが押されたカードを何枚か集めるとプレゼントがもらえた。10枚だと鉛筆か消しゴムかシャープペンシル、20枚だとクリアファイル、50枚だとミニバッリング株式会社のLOOKSというシステム導入当初、子ども読書年にちなみ、子どもの読書の励みとなるよう始めた啓発事業で、システム中にある「読書支援」という機能を使い、冊数確認をし、職員手作りのフエルト製の利用者カード入れを賞品としてプレゼントしています。目標を達成する頃には本を読む習慣もでき、本の面白さを知り、本好きになっているようです。
 また、読んだ本の傾向や、よく読んだジャンルの新着案内も表示させることができ、お客様からはとても喜ばれています。

(愛川町図書館 門倉 恵)