協会報(~239号)

●書誌委員会

2012年3月29日 10時12分 [管理者]
各委員会の活動

●書誌委員会
「書誌」についての学習を進める

 書誌委員会は、前期(平成9~10年度)に「神奈川の新聞」を発行し目録等の作成に一段落したことから、今期は会員の研修に主活動を置き、先ず書誌について会員相互の共通理解を深めるため、日頃当たり前に使っている「書誌」について、原点に戻り「書誌とはなんぞや」という基本的な命題に取り組み、改めて「書誌の体系」を学習しました。
 学習の一端を披露すれば、「書誌」は、「列挙書誌・体系書誌」と「記述図書・分析書誌・史的書誌」の2種類の書誌に分けられ、図書館でいう書誌とは、「列挙書誌・体系書誌」を指すことを理解したうえで、書誌・目録・索引の相違点、図書・叢書の書誌の解説、逐次刊行物の書誌の種類、データベース・CD-ROMなどの書誌のメディア媒体の発展性、一般的に流通していない書誌をどのように作成していくか、など書誌全般について、会員は改めて書誌の使命を再確認することができました。
 次いで、図書館においても蔵書検索等その活用が急速に発展し、さらに拡大が期待されているインターネットでの書誌状況とその発展の方向を探るため、会員図書館の協力を得て、神奈川大学図書館のインターネットを使った書誌検索の実例を見学し、また秦野市立図書館のインターネットによる図書検索状況を学習しました。
 また書誌委員会では、平成13年度における神奈川県図書館協会組織変更に伴う書誌委員会の存続について協議をしました。神奈川県図書館協会の運営上の事由により当委員会が廃止されることはやむを得ないことでありますが、特に「地域図書に関する書誌」は、図書館サービスを受ける利用者にとっても、また提供する運営者にとっても極めて有用な道具であり手段であり、その機能は不要となるものではないことからして、神奈川県図書館協会は、地域図書に関する書誌のさらなる研究をする場の確保と、書誌は常に新たな情報の補正が要請されることからそれらに対応できる委員会を指定する必要があることを書誌委員会の意見として企画委員会に具申いたしました。

<委員長 逗子市立図書館長 小林 仁>

(更新:2012年3月29日 10時15分)
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