協会報(~239号)

●ネットワーク推進委員会

2012年3月29日 10時23分 [管理者]
●ネットワーク推進委員会
町村図書館(室)の現状を調査

 ネットワーク推進委員会は、平成11・12年度にかけて作業を開始、11年度は年度末の2回開催のみで、実質、実のある効果をあげることができなかったと報告を受けた。それを踏まえて、12年度当初、仕切り直しの意味で、第1回の会合を持った。私を含め委員の何人かが異動等で新規の委員であったことに戸惑いを覚えつつ、図書館勤務が初めての私に、右も左も判らない状況で、はたして委員長代理の大役が務められるのか、不安な気持ちでスタートしたのが正直なところである。
 けれど、前回からの委員の力強い後押しに支えられ、テーマを「町村図書館の振興」、具体的には当委員会の初期の目標「全県ネットワークの効率的な推進と発展」を基軸にした方策づくりを念頭に作業を進めることで合意を見た。そのためには、各市町村図書館のおかれている現状を踏まえなければ、どんな立派な提案をしても、所詮、画餅に帰すのではとの危惧から、県下17町1村にまたがる図書館(室)に対しての現状調査(アンケート)を実施することが先決であるとの認識から、実質の作業が調査から開始されたわけである。
 アンケートの設問は16項目とかなりボリュームのある内容で、本音を聞くために、各図書館(室)の即戦力の方(専門職)からの回答を得るよう配慮した。主眼に置いたのは、①図書館(室)の組織、職員構成に関する事、②開休館日等の運営体制に関する事、③総合計画等の将来計画(図書館法上の図書館建設・それに必要なもの)に関する事、④広域利用による他県との連携ほか現在抱えている課題等に関すること、の4点である。
 現在、この分析作業を急いでいるが、地方分権一括法の施行、町村の財政事情の悪化等から、図書館の置かれている状況は非常に厳しいものがあることが行間に滲み出ている。けれど、これにめげることなく、アンケート結果で見えてきた共通の課題を共有化することこそ、本来のネットワーク推進に繋がるものと信じている。その意味では、提案とまでいかなくとも、このアンケート結果分析を提示できることは、共有化の視点から図書館振興に一石投じられるのではないかと考えている。

<委員長代理(事務局)湯河原町立図書館 芳賀喜久雄>

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