協会報(~239号)

厚木市立図書館と大学図書館との連携

2012年3月29日 10時40分 [管理者]
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厚木市立図書館と大学図書館との連携

厚木市立中央図書館 

 今年の4月、厚木市は市内9大学と大学図書館蔵書・資料の相互利用に関する協定を締結し、6月1日からサービスがスタートしました。
 相互利用の内容は「市民が大学図書館の資料を閲覧できる」、「学生・教職員は市立図書館の資料を大学図書館で貸出し、返却できる」の2本立てのシステムとなっています。
 「市民が大学図書館の資料を閲覧」は、当館の利用者カードを有している人が大学図書館の資料を閲覧できるというもので、従来の紹介状などの提出に替え、カードと身分を証明するものの提示により閲覧が可能となりました。閲覧規則については、もちろん各大学図書館の規則に沿い、共通事項として高校生以上、女子大については「女性のみ」という利用資格制限が設けられています。
  「学生・教職員は市立図書館の資料を大学図書館で貸出し、返却」は、市HPから市立図書館の蔵書・資料を検索して、各大学図書館で貸出の申込みをすると、週3回市立図書館から希望する本が配送され、大学に居ながら市立図書館の本の貸出し・返却ができるというものです。
 この原稿書きをしている8月半ばでスタートしてから2箇月半を経過していますが、各大学の夏休みに突入してしまった期間もこれには含まれているため、実績としていいのかといえるものもありますが、「市民が大学図書館の資料を閲覧」は利用者数15件、「学生・教職員は市立図書館の資料を大学図書館で貸出し、返却」は利用者数 (予約数)119件でありました。
 実施前、「予想量を超えた予約は対応できるのか」、「いやいやもし利用がゼロだったらどうするの、ほんとに」と図書館員としてだいぶ心配して いたものですが、まずまずのスタートで正直ホットしています。今後は、利用の促進をしながら、よりよいシステムの構築をしていきたいと考えています。

2012-03-29 [管理者]
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