協会報(~239号)

●デポジット・ライブラリー推進特別委員会

2012年3月29日 10時59分 [管理者]
●デポジット・ライブラリー推進特別委員会
資料保存スペースの獲得をめざして

 平成12年度に、神奈川県議会において、県と市町村の共同で運営するデポジット・ライブラリーの整備の可能性についての質問があり、図書館協会企画委員のなかに「デポジット・ライブラリー構想検討プロジェクトチーム」が編成され、検討の結果平成13年4月11日付けで「公立図書館が共同で構築するデポジット・ライブラリーについて」と題する報告書を神奈川県教育庁教育部長あてに提出しました。
 平成13年度に入り、さらに研究を深めるべく「デポジット・ライブラリー推進特別委員会」が設置され、5人の委員が委嘱されました。前年度のプロジェクトチームから引続き委員となったのは1人だけで、私を含め4人が新任という構成で発足しました。
 検討事項は、前年度に出された報告書を基に、デポジット・ライブラリーの基本的機能(業務)、施設の規模、職員、設置主体について重点的に実施していくこととしました。
 基本的機能については、資料の受入・整理・配架・貸出返却の検討を行い、保管する資料の重複チェックは除籍する図書館側で行う、資料はバーコード番号順に隙間なく配列する等できるだけ業務が効率的に行われるように協議しました。
 施設の規模については、年間受入冊数を約16,800冊と推計し、書庫は高等学校の空き教室使用のため、床荷重の計算から収容可能冊数を約3,600冊としました。それ以上を収容する場合には床補強が必要となり、補強することにより10,000冊が収容可能と計算されました。
 職員については、上記の業務を処理するのに非常勤司書1人補助職員1人が最低必要としました。
 設置主体については、神奈川県図書館協会による運営と県と市町村による共同運営の二方式について検討しました。デポジット・ライブラリー設立の実現にはこの設置主体の調整と、経費の分担が大きな問題であり、この点に今後十分な検討と協議をする必要があると思います。
 以上が活動の状況ですが、報告書は平成13年9月に完成し、「神奈川県内の公立図書館のデポジット・ライブラリー構想について」と題して県教育部長あてに提出しました。
<委員長 逗子市立図書館 草柳庄一>

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