かくし味でちょっとひと工夫
2012年3月29日 10時43分 [管理者]大磯町立図書館 佐藤 聡 大磯町では、ここ数年ようやく資料費が微妙に上向いています。といって、町の財政が豊なわけでもなく、毎年度何パーセントカットというおふれのもと、予算を作成していますが、その際、ちょっと切り口を変えたり、一味加えたりすると、意外と予算を確保できたりすることがあります。
例えば昨年。ご存知「子ども読書年」みなさんどのように予算を組みましたか。当館では、各種行事を低予算で行うだけでなく、団体貸出用図書費を確保して、通常の児童書の資料費を減少させ、その分を一般書に回し、その結果児童書は前年度並み、一般書は微増の予算を確保しました。
また、予算要求するときに、予算要求年度の町の施策と強引に合致させるとその関連した予算要求は意外なほどすんなりと通ったりします。 しかし、この方法も教育費などの枠がある程度決まった中でのやりくりなので、限度があります。
そこで、他の課や機関等のキャンペーンに協力することにより、図書館のスポンサーになってもらう方法を探すのです。例えば、当町で健康推進担当課で行なった「元気な骨づくり事業」。これは、主に体操を通じて、町民みんなが健康に過ごせるように行われた事業ですが、図書館ではこれに関連した図書を揃え、この事業の成功に一役買いましょうと名乗りをあげました。もちろん費用は、むこう持ちです。
また、資料費ではありませんが、久しく作成できなかった図書館バッグも、「あかるい選挙推進協議会」の協力により制作でき、利用者にも大変好評です。
また、来年度も新しいレシピを考えているので、よろしければ、ご賞味のほどを。