協会報（～239号）

　今期の神奈川県図書館協会・企画委員会の活動についてご報告いたします。その前に「企画委員会」とは何をする所なのかを見てみますと、協会規約の「委員会設置規程」の別表に依りますと「協会の事業計画に関する企画立案のための諸事業」となっています。活動範囲はとても広く、つまり神奈川県図書館協会の全事業・活動に関わっています。
　企画委員会の開催回数は，各年３～４回です。この期を通して協議したことは次の通りです。

＊神奈川県図書館協会のホームページを作製
　「神奈川県図書館協会ホームページ製作作業チーム」を作り，13年4月から公開します。

＊ デポジットライブラリー構想の審議
　協会に加盟する公立図書館が共同活用を想定するデポジットライブラリー構想について調査・研究を行うよう、平成12年7月19日付で、県教育庁より依頼されました。それを受け同年9月、企画委員会の下に「検討プロジェクト」を設置し、平成13年3月に報告書を作製しました。

＊ 県内広域利用について
　企画委員会開催の都度、議論しています。平成13・14年度の２か年をかけて，企画委員会の下に「県内全域利用検討プロジェクト」を設置し，調査・研究および実現性のある行動計画の立案を求めて行くこととします。

＊ 「委員会」の再編・整備について
　現行委員会の構成は、20年前のものであり、　その間図書館をとりまく社会的情勢は激しい変化をしています。各図書館がかかえている諸課題や、新しいテーマへの対応を的確に行わなければなりません。このことから「委員会」の再編・整備は避けられないものでした。

　 12年１月「諮問委員会」設置からの検討経過は、協会報194号に報告してあります。今回の再編・整備により凝縮されたパワーを、時宜にかなった課題の解決、現在まで未解決のままになっている課題解決へ注いでいくことにいたします。
　企画委員会の手腕と実行力が今ほど求められている時期はありません。

＜委員長　横浜市中央図書館　新谷　迪子＞